広報PR・宣伝担当者のための戦略 PR+plus事例分析(ケーススタディ)
- ケーススタディ
ドラックストア新業態の戦略PR事例
ドラッグストアチェーンの事例。
新業態の美容に特化した新店舗をオープンするにあたって、オープン前から話題や知名度を高めることが課題
となっていた。
新店舗がオープンする周辺には、有名ブランドが続々とオープンしている競争の厳しい立地環境にあった。
そこで、
なぜドラッグストアが美容?
と言う消費者が抱く疑問に答えていくPR戦略を立案。
① Instagramを活用したPR
②オープンに合わせたPRイベントの実施
を同時並行で進めていくことで、オープン前から徐々に話題化をすることに。
①のInstagramを活用したPRでは、新店舗のブランド名でオープン前から、「なんでだろう?」と思わせるような
写真を投稿。
インスタグラマーに少しずつ情報を提供して話題づくりをおこない、新店舗の知名度を徐々に上げていった。
②のPRイベントでは、テレビ、ビジネス系メディア向けのオープンセレモニーと、美容、女性系メディアやインフル
エンサー向けの体験型内覧会に分けて実施。
体験型内覧会では、SNSからの拡散を狙って、著名なメイクアップアーティストを招き実演も実施。
その結果、テレビの情報番組やビジネス系メディア、美容系のメディアなどに多数取り上げられ、一般顧客への知名
度向上に成功。
Instagramからの事前の話題作りとの相乗効果で、話題性のある新店舗としてオープン前からの知名度向上と言う課題
を解決することができた。
■戦略PR+plusの視点
①情報を小出しにして興味・関心を徐々に高める(ティーザー手法)
②対象メディア別に内容を変えたPRイベントの実施
③オープン時に話題を最大化させるクロスメディア戦略(SNS×マスメディア)