広報・宣伝担当者のための年間広報計画を立てる第一歩とは?(3)
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広報戦略
年間の広報プランは、経営や事業戦略と連携しているのが理想的です。
それには、事業戦略と広報戦略を連動させることが必要になってきます。
戦略的な広報PR活動によって、事業活動をスムーズに進め営業の目標を達成させることをサポートすることが目的となります。
実際の広報戦略としては、
①メディア・リレーションズ
②その他のコミニケーション活動
によって、事業戦略をターゲットに効果的に伝えることが必要になります。
その結果、事業戦略と広報PR戦略がしっかりと連動して、事業目標の達成をクリアすることができるわけです。
事業戦略と広報PR戦略
前回は、事業戦略と広報PR戦略をうまく連動させることによって、事業目標を達成させるサポートの基本的な考え方をお話ししました。
今回は、実際に事業戦略と広報PR戦略を連携させる広報計画の策定方法をご紹介します。
これは、おもに外資系企業で利用されている年間広報計画の立て方です。
まず、広報が事業目標を共有した上で、
①ターゲットを抽出する
②ターゲットを重要度別に3レベル位にわける
③レベルごとに事業戦略からキーワードを抽出する
④キーワードをターゲットの視点に変える
⑤レベルごとに実施プランを策定する
ここまでで、事業戦略に合わせたキーワードと実施プランを作った上で、実施プランを年間の予定に落としていきます。
3レベルのターゲットごとに、四半期ベースでまずはすでに決まっているニュースリリースやイベントなどの予定を埋めて、
その上で戦略ベースに合わせた実施プランを組み込みます。
新製品やサービスの導入時期等のタイミングに合わせて、戦略的に実施プランを設定していくことがポイントになります。
また、季節ネタや社会動向に合わせて最も報道が獲得しやすい時期に合わせて組成することも重要です。