広報・宣伝担当者のためのSNS時代の ファンをつくるマーケティングとは?
- PRコンサルタント講座検定・講座

ファンをつくるマーケティングとは?(1)
SNSの普及を始め、世の中にこれだけ情報が溢れかえっていると、自社のブランドや商品、サービスなどに興味を持ってもらう事は容易で
はありません。特に、自分にとって興味、関心のない情報は、おのずと無視され生活者に届かない可能性が高いのです。
このような状況の中で、今後のマーケティングは、生活者の意向に寄り添うものでなければ相手にされません。
これまで主流であった、企業の都合で一方的に発信する情報は、生活者に無視され、悪感情さえ抱かれてしまう可能性があります。
例えば、SNSでは一度ユーザーに嫌われてしまうと、広告は非表示にされ、フォローは外され、企業からのメッセージが全く届かなく
なってしまうわけです。
つまり、これからのマーケティングは、
好きかそうでないか(嫌いか)
で決まってしまうということです。
好きな人=ファン
今後のマーケティングは、ユーザーや生活者に愛されることが必要で、PR(パブリック・リレーションズ)は、ファンをつくるノウハウ
とも言えるのです。
ファンをつくるマーケティングとは?(2)
好きになってもらう、ファンをつくる、などはPR (パブリック、リレーションズ)が最終的な目標とする中核の機能です。
今後のマーケティングに、このPRのソフトウェアを組み込むことが非常に重要な理由はここにあります。
具体的には、井上パブリックリレーションズの井之上喬氏が、PRの定義として掲げている
①双方向性
②自己修正
③倫理観
などのコミニュケーションを実践することが、結局は必要かつ最短距離で目標を達成することができることになると思います。
手法としては
①第三者の活用
メディアやジャーナリスト、インフルエンサーなど第三者を活用して自ら進んで中立的な立場から情報を発信する。
②ダイレクトコミュニケーション
SNSなどのウェブコミュニケーションや従来からあるフォーラムやシンポジウム、展示会等を利用したターゲットとの直接のコミニケーション。
大まかには、この2つの手法を戦略的に駆使することで、自社やブランド、商品やサービスのファンを作る。
別の記事でご紹介した、アンバサダーを作る方法なども、ファンを増やすのに有効です。
以上のようなPRを中心にした継続的なコミュニケーションを軸に、広告を必要に応じて利用していくことが、これからのマーケティングの
主流になると思います。