広報・宣伝担当者のための 失敗しないPR会社の選び方⑥
- PRコンサルタント講座検定・講座
失敗しない!PR会社の選び方(10) ~PR会社とのミスマッチを防ぐ方法①~
PR会社と契約した企業からよく聞かれる不満として、
「期待通りの成果が出なかった」
「担当者が全然動いてくれない」 (何もしてくれない)
というのがあります。
期待通りの成果が出なかった、というのは、そもそも企業側がPR会社に
「どのような成果を求めていたか?」
ということが問題になります。
PR会社との契約は、リテイナー契約の場合、基本的にスタッフの人件費が月額費用になるので、その費用に応じた活動時間の中で活動します。
例えば、週に1本以上ニュースリースの制作や配信がある場合、その作業でかなりの時間をとられてしまうことになります。
この場合、そもそも契約前に企業側がPR会社に何を求めているのか、期待していたのかを明確にしていたか、ということが問題です。
PR会社に依頼すれば、メディアにどんどん自社の情報が報道される、などメディアに関する様々なことが実現するなどというのは
はっきり言って幻想です。
失敗しない!PR会社の選び方(11) ~PR会社とのミスマッチを防ぐ方法②~
前回は、契約したPR会社が期待した成果を上げられないという企業側の不満についてお伝えしました。
このような不満には、契約前に企業側が
・PR会社に何を求めているのか
・期待しているのか
を明確にしていたか、ということが問題であることもお話しました。
PR会社に依頼すれば、メディアにどんどん自社の情報が報道される、などメディアに関する様々なことが実現するなどというのも
幻想であるとも。
PRの場合、報道の決定権はあくまでメディア側にあるので、PR会社はその報道を促すために企業側に提案をしたりアドバイスをしたりします。
これを、広報業務にあまり詳しくない担当者やメディア・リレーションズの経験のない人が、PR会社に出してくる情報には、
ニュースバリューが低い、つまり報道が実現できないような情報が多いと言うようなことがあります。
製品カタログレベルの情報をいきなり出して、これを報道してもらいたいといっても、いくらプロでもこれは無理な話です。
「そこをなんとかするのがPR会社だろう」
「そのために契約してるんじゃないか」
などというのも、企業側からPR会社によく投げかけられる言葉です。
この場合、より早い段階で情報をPR会社と共有するなど、そもそも発信したい情報の切り口を検討したり、加工したりする時間を
取るための時間を取ることが必要なのです。
つまり、企業とPR会社との日常的な情報共有がとても重要になるということです。
広報・宣伝担当者のための 失敗しないPR会社の選び方①
広報・宣伝担当者のための 失敗しないPR会社の選び方②
広報・宣伝担当者のための 失敗しないPR会社の選び方③
広報・宣伝担当者のための 失敗しないPR会社の選び方④
広報・宣伝担当者のための 失敗しないPR会社の選び方⑤