広報宣伝担当者・PRパーソンが5G時代に知っておきたい民放テレビ局のネットワークとは?
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民放テレビ局のネットワークとは?
NHKが1社で全国の取材をしているのに対し、キー局の取材エリアは基本的に東京(首都圏)です。
それ以外の地域の取材は、各地方のネットワーク局が担当しています。
■テレビ局のネットワーク
①NNN キー局日本テレビ
ネットワーク30局
② ANN キー局テレビ朝日
ネットワーク26局
③JNN キー局TBS
ネットワーク28局
④FNSキー局フジテレビ
ネットワーク28局
⑤TXNキー局テレビ東京
ネットワーク6局
また、各テレビ局のネットワークは新聞社ともつながりがあります。
各テレビ局ではこの系列新聞社のニュースや企業情報なども収集しています。
■テレビ局と新聞社の系列
日本テレビ-読売新聞
TBS-毎日新聞
テレビ朝日-朝日新聞
フジテレビ-産経新聞
テレビ東京-日本経済新聞
その他、BSやCSなどNHKをはじめ多数のテレビ局があります。
テレビ局の取材体制とは?
テレビ局の制作の組織は、
①ニュース担当の報道局
②情報番組などを制作する情報制作局(局により名称が異なる)
③バラエティーやドラマなどを制作する制作局
④スポーツ番組担当のスポーツ局
などがあります。
PRの対象になるのは、①の報道局と②の情報政策局が主になります。
①の報道局のスタッフは大部分が社員であるのに対して、情報番組やバラエティー、ドラマなどは外部の制作会社が中心となって
制作されています。
ちなみにNHKは自主制作の番組が多いです。
①の報道局の取材体制は、基本的に新聞社の体制と同様で、各記者クラブに所属する記者が日常的な取材活動をおこなっています。
政治、経済、社会、国際など各分野の取材をおこなっていますが、新聞と比べると政治や経済などよりも映像優先のニュース価値
判断のため、社会、スポーツ、芸能などの記者が多い傾向があります。
NHKは全国紙以上の取材体制を独自に持っていますが、民放のテレビキー局は首都圏を中心に取材をおこない、その他の地域は各地方
のネットワーク局や通信社からの取材、ニュース提供で補完しています。
共同通信など通信社からの映像素材を利用することもあります。
テレビ局の報道が新聞と異なるのは、映像が不可欠である点で、報道局の中に撮影を担当する部署があり、カメラクルーが必要に応じて
出動できる体制になっています。
また、新聞の論説委員に相当する解説委員が解説委員室に所属しています。