100歳の部長が90歳の課長を叱る?!
- コラム

こんにちは、
一般社団法人PRコンサルタント協会代表理事の竹村です。
竹村の知り合いの芸人さんが、日頃の不摂生を医者から指摘されて
「これからは野菜生活の中心にしなさい!」
とのアドバイスを受けたそうです。
そこでその芸人さん、なにを思ったかその後、自分の部屋の真ん中にキャベツを置いて毎日生活してるそうです。
竹村も普段からほとんど肉を食べない(と言うより食べたくない)ようになって、あまりイライラしたり怒ったりすることが少なくなったような気がします。
人生100年時代、やっぱりなんといっても大事なのは健康ですよね。
先日、家電量販店のノジマで、最長80歳まで従業員の雇用延長ができるという制度を設けたというニュースが出てました。
2021年の4月から企業に対して70歳までの就業機会の確保努力義務とする改正高年齢者雇用安定法の施行を見据えてのことのようです。
これまでは雇用契約の上限が65歳だったということなので大幅な引き上げになりますね。
ノジマではなんと約3000人いる全社員を対象としているそうで、かなり思い切った制度ともいえそうです。
企業側にとってはシニアの持つ幅広い商品知識や接客技術などノウハウの活用や社員の育成などに活用することが狙いのようです。
特に小売業界などでは人手不足に悩まされていることも背景にあるでしょう。
コロナ禍によるテレワークの普及で副業などよる人材のシェアも広がりつつあるようですが、このようなシニアの活用も今後ますます広がることだと思われます。
米国の従業員48名のある会社は、社員の半数が65歳以上、平均年齢は75歳、中には100歳の社員もいるというシニアのみの会社があるそうです。
公的な補助で医療保険の支払い扶養等のメリットもありようで企業側のメリットも大きいとのこと。
また、竹村が母親の介護施設を探していたときに、ある介護施設では入居者よりも年齢の高い80代の介護スタッフがいる老人ホームというのがありました。
こういったシニアの活用というのを切り口に独自のポジションを取ることもできますね。
ニュースの少ないスタートアップやベンチャー企業では、このような法改正のタイミングをうまく利用してノジマのようなシニア雇用の制度を作って発信してみるのも良いでしょう。
でもシニアが活躍するには、昨日もお伝えしましたが、なんといっても健康が大事。
部屋の真ん中にキャベツを置いて野菜中心に変えるのも一法かもしれないですが、実際にご長寿で元気な人に聞いてみるのが一番。
100歳のおじいさんに長寿の秘訣を聞いてみたら、
「長寿に秘訣は酒と女。ちなみに女は年上が好み」
だそうです。
実はPRの仕事もシニアビジネスです。
米国には80歳を過ぎても実務家として活躍するPRコンサルタントがいるそうです。
竹村も50歳を過ぎてからようやくPRがシニアビジネスであるということがわかってきました。
それには実務経験はもとよりしっかりとしたスキルを身につける必要がありますね。
そういった意欲のある広報PRパーソンには、ぜひPRスキル検定を受けていただきたいと思います。