メディアからの取材対応3つのステップ③
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メディアからの取材対応3つのステップ⑤
今回は、取材対応の3つ目、最後のフォローについてお話しします。
インタビューの後はできれば、5分、10分でもいいので記者に残ってもらいましょう。
ここで、広報担当者はインタビュー中に話した曖昧な数字や微妙な表現などを確認し必要があれば修正します。
記事になるかどうかはその場で聞いて、追加で詳細なデータ等が必要と判断した場合は、あとで提供する等の手配も必要です。
場合によっては、別の担当者とインタビューのアレンジをすることも検討します。
また、オフレコについてもきちんと確認しておきたいものです。
記者も忙しく残って来れなかった場合は、帰社した頃を見はからって、電話を入れインタビューのお礼とともに前述の修正や詳細データ
などにも対応するといいでしょう。
メディアからの取材対応3つのステップ⑥
今回は、インタビュ-終了後の記事の取り扱いについてお伝えします。
掲載予定の記事の確認は基本的にはできません。
これは、メディアが独自の判断で客観的に記事を書くことで報道が信頼されるものになるので当然のスタンスともいえます。
ただし、雑誌や専門誌等はゲラのチェックが可能な場合もあるので、この場合は特に数字や微妙な表現などをしっかり修正しましょう。
また記者に記事がいつ出るのかと質問するのも微妙なところがあります。
特に全国紙などは、
①記者が記事を書く
↓
②デスクが内容の確認、修正をする
↓
③整備部に送られて見出しと紙面の位置を決める
と言う流れになっているので、記者自身もいつ記事が出るかは正確にはわからないのです。
雑誌や専門誌などではさほど問題ないですが、全国紙などの新聞ではこの辺の新聞社の構造をよく理解して、
「いつ記事がでますか?」
などしつこく質問したりするのは控えたいところです。
広報担当者もプロとして、大人の対応を心がけたいものです。