経営者や起業家のための書籍(本)を出版 してベストセラーにする3つのPR手法とは?②
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書籍をPRする3つの方法(3)
前回は、書籍のPR手法のメディア露出のうち、新聞や雑誌の書評欄やインタビュー欄へのアプローチ方法をお伝えしました。
書籍のPRでのメディアへのアプローチする対象は、
1、新聞、雑誌の書評欄(インタビュー面)
2、新聞や雑誌の特集面
3、新聞の社会面
4、ウェブメディアのコラムコーナー
5、テレビやラジオ番組
がありますが、今回は特集面へのアプローチから。
特集面へのアプローチは、書籍のテーマを媒体の傾向に合わせてアレンジして特集として取り上げてもらう方法です。
記事の中に書籍の情報も組み込んでもらうことで、本の販促にもつながります。
3の社会面は、穴場とも言えますが、書籍のテーマに社会性がある場合、取材、記事掲載も可能です。
教育や福祉、人物物などの感動を与えるアングルを探して、著者へのインタビューという形をとります。
その場合、1のインタビュー用資料と同様のものを用意して、社会部の記者に提案します。
この事例では、子供のいじめに着目した啓蒙本で、全国紙4紙すべての社会面に記事が掲載されたという事例があります。
4のウェブメディアは、ビジネスの著者がコラムや連載などで掲載できるコーナーがかなりあり狙い目です。
東洋経済オンラインや日経ビジネスオンラインなど、各メディアのコーナーごとの傾向を分析した上で、著者のテーマ内容
に合った切り口を提案しましょう。
このようなビジネス系メディアでの記事が、Yahoo!などのポータルサイトやSNSなどで拡散し、書籍の売り上げにつながった
と言う事例もあるようです。
5のテレビについては、基本的に本の売り上げが10万部を超えないと難しいというのが現状です。
それに対して、ラジオは意外と敷居が低く、(人気番組には)数十万(人)以上の熱心なリスナーがついているので、番組の内容や
傾向を分析して、担当者に提案してみるのもいいと思います。
書籍をPRする3つの方法(4)
今回は、2のインフルエンサーの活用と3の書店店頭での展開についてお伝えします。
2のインフルエンサーに推薦してもらう方法は、自身のブログやメルマガで本の評価や感想を掲載している人たちに、1と同様に
ニュースリリースと本を一緒に送付します。
影響力の高いインフルエンサーの中には、紹介されると本の売り上げが上がる人もいます。
最後の3、書店の店頭でのPRは、基本的に出版社の営業が担当しますが、営業部門の弱い出版社などの場合、著者が自ら行うこと
もあります。
このあたりは、出版社との相談もありますが、東京の大型書店などを中心に、書店のビジネス書を担当に直接伺って挨拶をして、
本の紹介をしたりPOPを渡したります。
主要な書店を営業してくれるサービスなどもあります。
書籍をベストセラーにするためには、初速が全てと言うお話は以前お伝えした通りですが、実績が新たに出てきたときは、ニュース
リリースなどを配信しましょう。
書店ランキング1位や○万部突破など、販売実績などを紹介することで、話題の本というような形で再度メディアで紹介されることも
あります。その他、出版記念セミナーや著者のサイン会、対談イベントなども開催することで、メディアの誘致を図ることもできます。