広報宣伝担当者、人材採用担当者のための 失敗しない広報担当者の選び方②
- PRコンサルタント講座検定・講座
失敗しない!広報担当者の選び方(3)~広報担当者に必要な資質とは?~
自社にメディアに出すようなネタがない場合でも、自らネタを作り出してメディアからの報道を実現する。
そんな柔軟性のある取り組みとはどんなものか?
まず、
「ウチにはメディアに出すような新しいネタがない」
などと言う広報担当者や、企業に提案するのが仕事であるはずのPR会社が、クライアントにに何か新しいネタありませんか?
などととぼけたことを聞くところもありますが、これなどはともに失格。プロの広報担当者は、普段から自社に関係する記事や
番組等の報道をしっかりウォッチしたり、記者や編集者と直接会って彼らがどんなネタを欲しがっているかなどを常にヒアリ
ングしています。
その上で、自社の経営戦略や事業展開等とどう組み合わせればどんなネタになるのか、などを想像しながらメディアへの提供
方法を考えています。
そして、自ら新たなアングルで作り出した提案を、メディアに提案する場合メディアと良好な関係を持っていると、すぐに
メディア露出につながる可能性があります。さらに、現在持っているメディア人脈ばかりでなく、新しいメディアを常に開
拓していくことができるような人材が理想的といえます。
まとめると、プロの広報担当者であるスキルを見抜くには、
「ニュースをつくる能力があるかどうか」
に集約されるのではないかと思います。
失敗しない!広報担当者の選び方(4)~自社との相性をみる秘訣とは?~
一定レベルのスキルがあると確認できた上で、次に確認したいのは自社との相性です。
本人のスキルが高くても、これまで経験した業界や業種が、自社とあまり関係のない分野だったりする場合。
本人にはやる気があったとしても、メディア人脈や手法などもかなり変わってくるので、成果を上げるまで一定の時間がかかったり
するかもしれません。
できれば、これまで自社の業界と近い分野の広報PR業務を経験してるスキルの高い人材を選ぶと、スムーズに自社の広報担当者と
して機能すると思います。
さらに、自社が抱えている問題を解決できる得意な分野を持っている人を採用することも重要です。
例えば、これまで以上にメディア露出をやりたいのであれば、メディア人脈を豊富に持っている人材で、かつこれまで多くの報道
成果の実績を持っている、など。
マーケティングやブランディングと連携してより戦略的なPRを行いたい場合や、社外でだけでなく社内のコミニケーションも強化
したいなど。
候補者のこれまでの経験をしっかりと見ることが、自社の広報として採用する場合大事な要素のひとつになります。