広報・宣伝担当者のための 失敗しないPR会社の選び方②
- PRコンサルタント講座検定・講座

失敗しない!PR会社の選び方(2) ~PR会社と広告代理店の違い~
PR会社と広告代理店は、一般的には混同されることが多く、その違いが分かりにくい業種だと思います。
ともに、新聞や雑誌、テレビやウェブなどのメディアを利用するのが中心なので、無理もないかもしれません。
このメディアの利用と言う点から違いを見ていくと、分かりやすいかと思います。
PRも広告も、
企業からのメディアを通じての情報発信
では同じですが、PR会社は、企業のや新商品、サービス等の情報を「記事」として取り上げてもらう活動を行います。
これに対して、広告代理店は、企業の「広告」を制作し、その広告が実際に掲載されるまでの業務を行います。
具体的には、PR会社は各メディアの編集部にアプローチして情報の記事化をはかり、広告代理店は各メディアの広告部に
アプローチして広告枠を購入します。
つまり、PR会社はクライアントに対して、メディアに取り上げてもらえるような戦略を立てたり、アドバイスをするなど
コンサルティングを行ったり、実際にメディアに働きかけたりします。
これに対して、広告代理店はクライアントの広告制作や媒体の購入、実際に広告が掲載されるまでのプロセスを代行する
のが中心になります
失敗しない!PR会社の選び方(3) ~PR会社と広告代理店の違い~
PR会社は、メディアの編集部にアプローチして記事化をはかり、広告代理店は、広告部を相手に広告枠を購入し広告の掲載をはかる。
ビジネス的には、PR会社と広告代理店の違いは、メディアとの間に金銭のやり取りが発生するかしないかとも言えます。
また、広告代理店の場合は、マスメディアなどを利用してインパクトのある情報発信が得意。
PR会社の場合、メディアやインフルエンサーなど、第三者を通じての信頼性の高い情報発信が得意とも言えます。
よく、広告とPRの違いを西洋薬と漢方薬に例えることがありますが、PRの方がより緩やかに情報が浸透していくという
イメージです。
本来、メディアは中立的な存在で、客観的な立場で報道をするのが役目ですが、広告は別物となり、これを読者や視聴者
も理解しているわけです。
つまり、同じメディアを利用する立場でも、PRの場合、主導権はあくまでメディア側にあり、広告は企業側にあります。
広告の場合は、決まった期間に情報の掲載は確約されますが、PRの場合、メディア露出のコントロールは基本的にはできません。
PR会社も広告代理店も、その他、様々な業務を行ってますが、上記のようにその活動内容は大きく異なります。
また、成果を出すためには、全く異なるノウハウを必要とします。
そのため、それぞれが独立した業界として成り立っているわけです。