広報担当者のための効果的なメディア・リレーションズを可能にするメディアリストのつくり方②
- PRコンサルタント講座検定・講座

メディアリストのつくり方(3)
ベースのリストがつくれたら、ニュースリリースの送付や個別のコンタクトをおこなっていきましょう。
さらに、部署名や番組名に加えて、コーナーやコラムなども順次加えていきます。
メディアリストは広報PR活動をしながら少しずつ育てていくものです。
ニュースリリースやその他の情報をみた記者が取材に来た場合はリストに加え、担当者の移動の際などには
修正したりしていきます。
このような基本情報に加えて、さらに入れておくと良い項目があります。
□メディアの編集方針・主要ターゲット
→リリースの送付先選択やメディアコンタクトの際に参考になります。
□発行部数や視聴率、PV・UUなど
→各メディアの影響力が確認できます。
□雑誌の発売日、テレビの放映時間
→メディアコンタクトを避けるべき日時が確認できます。
□雑誌のオンライン版
→編集部が同じか別なのかも記載するといいでしょう。
このあたりは、各社それぞれ必要な項目を取捨選択してまとめていけばいいと思います。
さらに、メディアへのコンタクト状況等のログを残しておく重要です。
この場合、コンタクトした内容とともに日時を記載することと、担当者が複数いる場合、担当者の名前も残して
おくといいでしょう。
広報担当者の中には、記者のキャラクターや好きな食べ物、趣味などプライベートな事まで残している人もいる
ようです。
また、メディア以外にインフルエンサーのリストもつくっておきたいところです。(フォロワー数なども)
このようにメディアリストは最初は業界紙・専門誌などから始めて、自社の広報PR活動を進める中で少しずつ
アップデートしていくという感覚です。
さらに3ヶ月に1回程度は定期的にメンテナンスをしたいところです。
このような地道な積み重ねが自社独自のメディアリストとなり、会社の貴重な資産になっていきます。
http://pr-ca.jp/blog/pr180/