広報担当者のための危機管理(リスク対策)とメディアへの効果的な対応方法⑩
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危機発生時のマスコミ対応の基本
危機が発生した場合のマスコミ対応は逃げずに、スピード感を持って、臨機応変に、が基本になります。
常にメディアの先にいる顧客を含めた一般社会の人々を意識した対応が必要です。
広報がトップや社内の関係部署と相談しながら、適切な情報開示が行うことで、記者との間で良好な関係が構築されます。
災い転じて福となす
では無いですが、こういった危機発生時に記者との間に信頼関係を構築できるのはまさに広報のウデの見せ所とも言えます。
緊急記者会見の開催等でも、誠意のある対応や誤解を生まないような発言や態度などに気をつけたいところです。
また、会見場所の設定なども通常の記者発表会以上に混乱を起こさないようなスペースの取り方やぶら下がり取材の対応など慎重に検討します。
さらに、緊急記者会見では発表の時間より質疑応答の時間を長く取るよう設定し、会社側の都合で途中で打ち切らないことが記者の心証をよくします。