広報PR・宣伝担当者のための戦略 PRケーススタディ(事例と手法)
- ケーススタディ
リカバリーウェアの市場拡大のための戦略PR事例
リカバリーウェアというのは、運動後に着用すると疲労回復の効果のある機能性ウエアです。
この市場を開拓したベンチャー企業は、より大きな市場である睡眠分野に的を絞った展開を検討していました。
当初の課題としては、
①リカバリー(ウエア)の一般層への認知拡大
②快眠グッズとして売り上げ拡大
が上がりました。
戦略を策定するにあたり、快眠をキーワードに過去の報道を分析。
その中から、「かくれ不眠」というまだ社会で一般化していない潜在的なキーワードを見つけ出し、
Step1 「かくれ不眠」で問題提起
Step2 専門家による裏付け
Step3 セミナーの実施、出版
と言う展開を計画しました。
そして、メディア向けには順天堂大学の医学部教授に協力を依頼し、リカバリー(自律神経)に関するセミナーを実施。
さらに、夜間の熱中症やスマホによるストレスでの「かくれ不眠」が急増しているというアングルでテレビ番組
への提案もおこないました。
さらに、リカバリー商品の付録付き書籍の出版も進めPRも実施。
その結果、日経トレンディやDIME、新聞やトレンディ関連のネットでも報道多数獲得。
さらに、テレビでは「かくれ不眠」企画が報道連鎖を起こし、20番組以上に取り上げられブームに。
これに伴って、リカバリー(ウェア)のマーケットは年々拡大傾向となり、当初の課題をクリアしていきました。
■戦略PR+plusの視点
①「かくれ不眠」による問題提起
②専門家の巻き込み
③テレビでの露出で売り上げアップ