メディアからの取材対応3つのステップ②
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メディアからの取材対応3つのステップ③
今回は、取材対応3つのステップ
ステップ1 取材前の準備
ステップ2 取材時の対応
ステップ3 取材後のフォロー
のステップ2 取材時の対応のポイントについてお伝えします。
まず、記者が到着した後にいきなりインタビューに入らずに、準備した資料等をもとに広報担当者等が簡単に概要レクチャーを
おこなうことをおススメします。
こうしてワンクッションおくことで、記者も企業側の担当者もリラックスでき、インタビューもスムーズに入ることができます。
そして本番のインタビューになるわけですが、意外に難しいのが、広報担当者やPR会社の担当者が同席した場合の立ち位置です。
主役は当然のことながら記者と企業側のトップなどの担当者なので、でしゃばらず、かといってただ同席しているだけでもダメです。
面談の進行役として、両者を見渡せる最適な位置でスムーズな流れを作りながら以下の点などにも注意していきましょう。
①両者の紹介、今回の面談のテーマの説明
②回答に困る質問はうまく引き取る
③話題が途切れたら新たなテーマを持ち出す
④言い忘れのテーマを切り出す
⑤エピソード等の話題を提供する →囲み記事狙い
⑥数字などの間違いはその場で訂正する →曖昧なものは後で確認し記者に伝える
など。
広報担当者は面談中にメモはしっかりとり、間違いや曲解を避けるようにします。
また、取材開始前に記者に確認を取ってインタビュー内容を録音しておくのも、後で内容確認するのには良いでしょう。
メディアからの取材対応3つのステップ④
インタビュー対応時に気をつけたいことの1つにオフレコがあります。
オフレコと言うのは、記事にはしないことを前提に記者に話すことを指しますが、これは必ずしもすべての記者に当てはまるわけではありません。
つまり、これはオフレコだからと言って記者に話したことが翌日の紙面に記事になる可能性があるということです。
ということで、基本的にはオフレコはNGと思ったほうがいいでしょう。
ただし、記者へのサービスとして業界の裏話などざっくばらんな話をして、記者との関係を良くするのは有効です。
その辺の基準は曖昧とも言えますが、やはり書かれたら困る事は言わないのが鉄則です。
あと皆さんもご経験があるかもしれませんが、インタビュー中に記者がノートを閉じたり、インタビュー後にエレベーターまで見送る時なども要注意です。
社長はインタビューが終了してほっとして気が緩むので、思わず話すべきではない重要なことを口走ってしまう危険性があります。
記者とは、挨拶して別れるまでがインタビューだと言うことを担当者も肝に銘じて、トップなどにも伝えておきましょう。