広報・宣伝担当者のための年間広報計画を立てる第一歩とは?(2)
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広報計画の立て方
みなさんの会社では、年間の広報計画は立てていますか?
データを見ても、業種や業界、企業の規模などで各社バラバラような感じがします。
・会社の変化が大きくて、年間の予定が立てられず四半期ごとに目標設定をする。
・メディア計画は大まかに半期ごとに立てる。
など、なかなか年間にわたって計画を立てることが難しい現状も伺えます。
その一方で、年の後半から担当役員から来年度に期待する内容を確認した上で、
○次年度の広報部門の活動目的
○定量・定性目標
○キーワードや具体的な施策
まで検討する会社もあるようです。
やはり、戦略的な広報展開するために、目標設定とともに年間計画はできるだけ立てたいものです。
年間の目標設定
年間広報計画を立てるには、まず年間の目標を設定することが必要になります。
たとえば、
①来年度の広報の目的(目標とするポジションの設定)
②定量的な目標(報道数、広告換算費など)
③定性的な目標(ターゲットメディア、露出内容など)
④重視するキーワード(キーメッセージ)
など。
その上で、各社で状況が異なるとは思いますが、おおまかな年間計画の作り方としては、
①今年の世の中の大きな流れ
→自社のビジネスに関係するイベントや法改正
②業界のスケジュール
③自社の経営やイベントなどに関する情報
→決算や入社式など
などを計画表に列記する。
さらに、すでに決まっているブレス発表予定などを上記の計画表と照らし合わせながら発表時期などのタイミング調整を行う。
そして、キーとなるメッセージは会社としてできるだけ統一し、年間を通じて同じメッセージを何度でも伝えていくよう発信機会
やツールをチェックすることも効果的です。
広報計画は、自社の視点だけではなく世の中や社会の視点を踏まえて立てることが重要です。
みなさんの会社でも、まずはできるところから始めてみてはいかがでしょうか?