広報PR・宣伝担当者のためのテレビ番組で商品を紹介してもらうテレビPRのノウハウ①
- PRコンサルタント講座検定・講座

テレビCMとテレビPRの違い
テレビPRとは、テレビの番組の中であなたの会社の商品やサービス等を取り上げてもらうPR手法のことです。
これに対してテレビCMは、番組間の放送時間を買い取って情報を流す方法で、広告に当たります。
それぞれの特徴やメリットデメリットは異なりますが、項目ごとに比較をまとめると以下のようになります。
①費用
テレビCMの場合、映像の制作費や媒体費用を含めると、数千万から数億円までとかなりの費用がかかります。
テレビPRの場合、番組内でパブリシティーという形で情報提供されるので、基本的に費用はかかりません。
②リーチ
テレビCMの場合、広告代理店が提案をする際に、どれぐらいのリーチがあるか事前に数字を提出します。
ただし、最近は録画によるCM飛ばしやCMはスマホやトイレなど別のことをやるなど、必ずしも数字が反映
されてない可能性があります。これに対してテレビPRの場合、番組内で御社の商品やサービスが紹介される
ので、より生活者に受け入れられやすい情報としての露出が可能になります。
③宣伝効果
CMの場合、露出を集中させることで一気に知名度を高めたりすることが可能です。
これに対してテレビPRの場合、番組内での露出のため、視聴者の信頼性が高く共感を生みやすいです。
その結果、認知拡大や理解度のアップ、話題化や情報の拡散などが期待できます。
さらに、購入やサービスの利用、集客などに結びきやすいと考えられており、質の高い情報提供が可能に
なると考えられています。
ここまで見ても、テレビPRのメリットはCMに比べてとても高いように思われますが、テレビPRの場合、番組で取り上げて
もらわない限りは始まりません。
テレビPRの場合、広報や宣伝担当者にとって少しハードルが高いように思われがちですが、コツを知ればさほど難しいこと
ではありません。まずは、御社の商品・サービスを露出したい番組を2、3に絞って、アプローチしてみてはいかがでしょうか?
テレビPRを成功させる5つのステップとは?
あなたの会社の商品やサービスが、テレビ番組の中で紹介されるテレビPRを実現するためのノウハウをお伝えしていきます。
各ステップは以下のようになります。
【ステップ1】テレビ番組の作られ方を知る
テレビ番組を制作する現場の組織体制や、プロデューサー、ディレクターなどの役割を理解します。
【ステップ2】 番組とコーナーの分析する
番組だけでなく、各番組の中のコーナーまでしっかりと情報収集、分析することが必要です。
【ステップ3】素材を作る
あなたの会社で露出したい商品やサービスの情報と関連情報を組み合わせてコンテンツを作ります。
【ステップ4】 企画書を作成する
ステップ3でまとめた素材をもとに、各番組のコーナーに合った企画を構成レベルに落とし込んで企画書として作成します。
【ステップ5】テレビ担当者にアプローチする。
プロデューサーやディレクターに個別に直接アプローチして企画を提案するか、メールやファックスで送ります。