広報PR・宣伝担当者のための戦略PR の事例や手法で日本の企業に不足するもの
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日本のPRに足りない戦略PRの発想とは?
戦略PRの提唱者である本田哲也さんが、戦略PRの6つの視点の中で、日本のPRに不足するものとして
「◯◯かけて△△と解く」
というとんちの発想をあげています。
思わずクスっと笑ってしまうような、ユーモアやウィットに富んだものと言う事ですが、例えば世界のPR事例の中では、
2016年のヨルダン航空のキャンペーンがあります。
これは、大統領選挙中にトランプ大統領が、イスラム教徒の入国禁止をにおわせたことに対して
「まだ入国できるうちに
米国へ行こうキャンペーン」
と銘打った企画をTwitterで展開して大きな話題になったものです。
イスラム教徒の乗客が多いヨルダン航空への乗客が増え、好感度もアップしたそうです。
また、かなり昔の事例ですが、同じ航空会社のヴァージンアトランティックが、機内で使用するデザインのちょっと
凝った真ちゅう製の胡椒入れを持ち帰るお客さんが多かったことから、
「ヴァージンアトランティックから盗んだ」
というメッセージを、胡椒入れに刻印したと言う話。
どちらも社会やユーザーの間で話題になり、企業への好感度アップやファンを増やすのに成功した事例です。
御社でも、こういった柔軟な発想でPRの戦略を検討、実施してブランド力アップとファン作りをしていただきたいものだと思います。