広報宣伝担当者・PRパーソンが知っておきたい新聞メディアの組織形態とは?②
- PRコンサルタント講座検定・講座

新聞社の組織形態とは(2)
新聞には、政治面や経済面、生活面などがありますが、各面はそれぞれ政治部、経済部、生活部など
新聞社によっても名称は異なりますがほぼ対応しています。
企業が対象とするのは、ビジネス情報が中心となるので経済部が中心となります。
日経新聞は、さらに部署が細かく配置されています。
経済部の記者の多くは、経済官庁や経団連など民間の経済団体である記者クラブに所属して、ここを
ベースに各業界の企業等の取材を行っています。
事件や社会問題などが中心の社会面を担当するのが社会部です。
政治、経済、文化、生活、スポーツなどあらゆるジャンルと連携していて、新聞社の顔とも言われて
いるセクションです。
新聞では、1面、ラテ欄の次に読まれている面と言われ、企業にとっても情報提供する意外な穴場の部署です。
記者クラブにも多くの記者がいますが、社会部内には遊軍と言われる記者がいて、各自比較的自由に取材を
行っています。
生活部は各新聞社によって、生活情報部、生活報道部など名称が異なりますが、暮らしに関連したテーマを
扱います。生活関連の食品や家電、インテリアやファッションなど生活テーマを扱うので、企業にとっても
情報提供しやすい部署です。
生活部の記者は基本的には記者クラブには所属せず、独自の専門や興味分野に従って取材をしています。
地方部は各地域のニュースを取材、報道する部署で、記事は各県版や市ごとにある地方版に掲載されます。
地方面は社会面の次に読まれていると言われ、自分が住んでいる地域のニュースにも強い関心を持っている
ことがわかります。
全国紙には各地域に支局や通信部があり、地域に密着したニュースを取材報道しています。
ニュースバリューがそれほど高くなくても報道されることが多く、地方の企業などにとっては狙い目の
部署といえます。
その他、企業の広報担当者にとっては普段はあまりコンタクトする事はないと思いますが、科学技術を
扱う科学部、文化的なテーマを取材する文化部、担当する面はなく各部からの依頼で写真の撮影を行う写真部
などがあります。
政治部と外信部は東京本社のみにあります。
http://pr-ca.jp/blog/pr161/