広報担当者・PRパーソンためののためのPR調査(調査PR)の活用法とは?⑥
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PR調査をマーケティングにつなげるノウハウ
以前たった1本の調査結果で売り上げが急拡大したジレットのインドでの事例をご紹介しました。
このようにPR調査は、うまく利用すれば商品やサービスの販売拡大につなげることも可能です。
ポイントとしては
①調査結果と商品やサービスを強引に結びつけない
②生活者の悩みを解決するような設計をする
③記者発表会やイベント、キャンペーン等と連動する
などが上げられます。
たとえば、自社でPRした商品が睡眠の質を高める寝具の場合、睡眠時における悩みを調査して寝付きの悪さやいびきなどが結果として出てきたとします。
睡眠時の悩みを自社の商品は解決できることが特徴であると言う流れがをつくることができれば、自然な形で報道されることもあります。
同じ悩みを持つ人が多いというニュースは話題になりやすく、自社の商品に結びつけることができる可能性も高まります。
ただし調査結果を無理矢理自社の商品と結びつけたり、ミエミエなストーリーはメディアにも敬遠されます。
その辺は専門家のコメントなども交えながら
調査結果
→専門家のコメント
→商品の紹介
という自然な流れで紹介できるよう調査結果の活用とリリースの構成を工夫しましょう。
さらに実際の商品やサービスの販売拡大につなげるには、イベントやキャンペーン(広告)などうまく連動させることも重要です。
PR調査をマーケティングや営業活動に活用する方法
その他、マーケティングや営業などに調査結果を活用する方法には以下のようなものがあります。
①イベント展示会での活用
情報収集に敏感な来場者などは文具等などありふれたノベリティーなどよりも、来場者の特性を意識した調査結果等をノベルティーとして利用した方が見込客獲得に効果を発揮することがある。
②営業活動
ターゲットの関心を引くような調査結果をオファーとして提供することで、アポイントメントの獲得などをスムーズに進めることができる。
③顧客獲得
自社の商品やサービス資料とともに調査結果のレポートを提供することで、商品の魅力向上や顧客単価アップも見込める提案やコンペの案件獲得の後押しにもなる。
④その他
結果の中からターゲットにインパクトのある内容をDMやメルマガ等利用する、会員向けのコンテンツに掲載することで満足度向上を図るなど。
このようにPR調査の結果は、PR以外にもマーケティングや営業など様々な部分で利用することができます。