広報担当者・PRパーソンが知っておきたいパーパスとナラティブの実践事例②
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パーパス&ナラティブ実践事例(3)~スープストックトーキョー~
スープストックトーキョーでは
「世の中を温める」
という理念を体現するために、顧客との関係構築をするための様々な施策をおこなってます。
・全部で200以上のレシピを用意し、週替わりで毎日8から10種類のスープを提供。
・店舗での接客マニュアルはつくらない(顧客とほどよい距離感をつくる)
・値下げや安売りクーポンの禁止
・女性1人でも安心して入れる空間作り
さらに具体的な施策としては
①1月7日のみ七草粥の日として提供
さらにこのメニューを出すときに「今年も健康でお過ごしください」という一言をスタッフが添える。
②カレーストックトーキョー
毎年6月21日の1日だけスープを売らずカレーを売る。
この日は、サムシングイエローとして何か黄色のものを持って来店したお客さんには「ちょっといいことがあります」と告知する。
③全68店舗の店長がご挨拶をリーフレットやポスターにして店頭で配布する
④バーチャル社員制度
退職した社員やアルバイト1000人以上が登録。
店内の飲食、通販10%割引や先行試食会商品ヒアリングに招待するなど
⑤SNSの声をチエック・共有
パーパス&ナラティブ実践事例(4)~スープストックトーキョー~
スープストックトーキョーがお客さんと関係を構築する具体的な施策としては
①1月7日のみ七草粥の日として提供
さらにこのメニューを出すときに「今年も健康でお過ごしください」という一言をスタッフが添える。
→お客さんから感謝のメールや電話が予想以上に寄せられた。
「自分の健康を願ったくれるのはお医者さんくらいなもの
「1飲食店としてではなく、家族と同じような気持ちで寄り添ってくれた」
②カレーストックトーキョー
毎年6月21日の1日だけスープを売らずカレーを売る。
この日は、サムシングイエローとして何か黄色のものを持って来店したお客さんには「ちょっといいことがあります」と告知する
翌日から始まる12種類のカレーを提供する企画で、すべてのカレーを制覇するとオリジナルの黄色いバンダナを来年のサムシングイエローに使ってくださいと言うメッセージとともにプレゼントする。
→お客さんが「自分はファンです」という意思表示でお店と両思いになる。
③全68店舗の店長がご挨拶をリーフレットやポスターにして店頭で配布する
リーフレットはポストカードにして店長の家族にも郵送する
④バーチャル社員制度
退職した社員やアルバイト1000人以上が登録。
店内の飲食、通販10%割引や先行試食会商品ヒアリングに招待するなど
→卒業しても好きでいてもらい、共感性を持続させたいという思いから。自然な形でオーガニックリーチが生まれ、インフルエンサーに宣伝依頼したことがない。
⑤SNSの声をチエック・共有
SNSのファンの声は毎朝SNSでチエックしてミーティングで共有。クレームも社内で毎日配信する。
パーパス&ナラティブ実践事例(5)~スープストックトーキョー~
スープストックトーキョーでは、お客さんは神様でなく対等な関係で、自分たちの共感者であるという意識を持っているそうです。
接客の時も、
「自分の大切な人のお兄さんやお姉さんが来ると思ってもてなす」
というのをルールにしているとのこと。
スープストックトーキョーは、明確な企業理念による存在意義(世の中を温める)を元に、お客さんである女性にそれぞれの物語を生み出しファンをつくる。
これからのPRにもっとも求められるパーパス(存在意義)とナラティブ(一人ひとりの物語)を体現して成功している事例といえるでしょう。
広報・PRパーソンにとって最先端のPRを実践するヒントとして。ぜひサイトやお店を覗いてみるといいでしょう。