広報担当者・PRパーソンが知っておきたいマーケティングの基本とは?⑥
- PRコンサルタント講座検定・講座

広報・PRパーソンのためのマーケティングの基本~マーケティング施策の立案~
マーケットを分析し戦略を立てた後には、実際に実行するための施策を立案します。
この際、従来よりよく用いられているのが4Pというフレームワークです。
4Pとは、製品(Product)、価格(Price)流通(Place)、販促(Promotion)のことです。
4Pはどちらかというと企業視点に立ったフレームワークなので、現在はこれに4Cという顧客視点に立ったフレームワークを加えることが多いようです。
4Cとは、
・顧客にとっての価値 (カスタマーバリュー/Customer Value)
・顧客が負担するコスト (コスト/Cost)
・顧客の利便性 (コンビニエンス/Convenience)
・顧客とのコミュニケーション (コミュニケーション/Communication)
のことです。
4Pと4Cをそれぞれを組み合わせると、
①プロダクト+カスタマーバリュー
=顧客のどのような課題や悩みを解決するのか?
②価格+顧客が負担するコスト
=顧客が満足したときの適正価格は?
③流通+顧客の利便性
=顧客が買いたいと思ったときに選びやすい販売チャネルは?(オンライン、オフライン)
④販促+顧客とのコミュニケーション
=顧客と効果的かつ継続的にコミュニケーションできる手法は?
プロダクトアウトからマーケットインの発想が必要な現在には、このような顧客視点でいかに満足度を高めるかを4つの視点で整理しながら、施策を立てスケジュールなどを策定することが必要です。
広報・PRパーソンのためのマーケティングの基本~マーケティング施策の実施のポイント~
実際に立てた施策を実施していく過程で重要なのは、常に結果をモニターしていくことです。
チームで動かす場合は、メンバーの間で共有化するために日々の結果を「見える化」することが重要です。
日々の売り上げや顧客数、問い合わせの数や地域や流通チャネル別の売り上げ数など、数字をExcel等のデータベースに記入していきます。
これらの結果をメンバー間で共有し、各人が常に仮説や検証を行い、定期的にミーティングなどで意見の集約などをおこないます。
このように施策を実施していくプロでは、常にPDCA意識していくことがポイントになります。