ZOZOの失敗にみるPRと広告の上手な使い方とは?
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先日の日本経済新聞マーケット欄の話題の株コーナーでZOZOが紹介されてました。
見出しは、
「初の減益で成長期待後退」
というネガティブなもので、全身採寸用ボディースーツZOZOスーツを使ったプライベートブランド(PB)の不調が
減益の主な原因とのことでした。
株価も大幅に下落したようで、ZOZOスーツは話題は集めたものの関連商品の販売にはつながらなかった模様です。
このPB関連には広告宣伝費もかなり使っていたようなので、従来見込みの8分の1程度の売り上げというのはかなり
痛手なったのでしょうね。
話題になっても売り上げにつながらないというのは過去にも結構あったと思いますが、これだけ大々的に話題になった
ものが売れないというのは企業イメージの低下にもつながりかねないです。
今爆発的にヒットしているハヅキルーペは、当初ホームセンターや大型電器店などの売り場で地味に売っているのを
よく見かけました。
新聞や雑誌などでも記事を見かけことがあったのでPRもやっていたと思いますが、しばらくは目立った広告はして
なかったのではないかと思います。
おそらく売り上げが伸びて売れるという手ごたえを感じたタイミングで、テレビCMを打って認知度を一気に高め販売
を拡大したのでしょう。
①PRと販売現場(売り場やネット)で様子を見る
②手ごたえを感じたら一気に広告を打つ
と言う古典的な方程式。
企業の規模や戦略も違うので一概には言えませんが、やはりここでPRと広告の使い方の違いがはっきり分かれたのでは
ないかないでしょうか。
前澤社長がツイッターを再開すると発表して株も一時買いが優勢になったものの、内容が冴えなかったので売りに拍車を
かけたと言うところも話題作り先行の感が否めないですね。