AI時代のPRとは?
- PRコンサルタント講座検定・講座
先日NHKの番組で、AI時代に生き残る人材みたいなテーマで多摩大学の田坂広志さんなどが出演してました。
番組の中で印象に残っているのが、
①論理的能力
②専門知識
などを仕事にしてきた人がAIに代替される可能性が高い。
つまりこれは、高学歴の人、大企業の人が危ないということでもあると。
さらにAI時代に必要とされる能力として、
①クリエイティビティー
②ホスピタリティー
③マネジメント(心のマネジメント)
などを上げてました。
①から③に共通するのは、人間にしかできないことですね。
PRに当てはめてみると、コンサルティングもメディア・リレーションズもかなり人によるところが多いのは事実。
でも、広報担当者やPR会社で仕事をしている人も日々の細かい作業ややりとりに辟易とすることも多いのではないでしょうか?
こういった作業や知識的なところはどんどんAIに置き換わっていくことでしょう。
どの分野でもそうでしょうが、こんなこと人間がやらなきゃいけないのかとうすうす感じながらこれまで取り組んでいた
仕事はやらなくてよくなる。広報・PRの分野は、コミュニケーションが本質なので、まさに人間力が問われる分野とも
言えます。
コンビニ弁当と家庭でつくる料理の違いは食べてもらう人、つまり家族においしいものを食べてもらいたいという“気持ち”
が入っているかどうか。
最近のコンビニ弁当もおいしいでしょうが、この気持ち、つまり気が入っているかどうかで味が変わる、ことがわかる。
こればまさにこれからのコミュニケーションにも求められることのように思います。
さらに、番組の中で出てきたコメントで
「AIには社会常識がない」
というのには笑いましたが、これこそ広報PRに関わるものにとっての差別化ポイント。
社会の動きやトレンドなどを踏まえて提案を行うことが、広報担当やPRコンサルタントの強みでもありますね。
みなさんも創造性と人間力を磨きながら、次世代のPRにどんどん取り組んでいただきたいと思います。
AI時代は人間が凄いと言うことがわかる時代、AI時代は人間の能力がより飛躍する時代でもあるわけですね。