広報PR・宣伝担当者のための募集ものイベント実施で多数の報道を獲得する方法とは?
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募集モノ(コンテスト)で多数の報道を獲得するには?(1)
PRイベントの中で募集モノというのがあります。
一般から作品などを募集して、優秀なものを選出、表彰すると言うものです。
俳句やエッセイ、川柳などの文芸ものから写真やビデオ、料理などのコンテストものさらに、ネーミングや標語、モニター等まで。
募集モノのイベントの特徴としては、
①募集告知と結果発表など複数の露出機会がある
②営業活動の支援にもつながる
③イベントとしては低コストで実施可能
などが上げられます。
①の募集告知は新聞・雑誌等の情報コーナーや普段のリリースではあまりカバーできない一般メディアに掲載が可能です。
最近は、フォトコンテストでインスタグラムなどのSNSを活用することも。
ただし、論文やエッセイ、絵画やネーミング、シンボルマークなど募集の記事の掲載は可能ですが、結果の発表報道は
なかなか難しいものがあります。
結果発表でテレビや新聞などの報道を獲得するには、イベント形式などにして審査員に著名人などを起用するなど工夫が必要です。
募集モノ(コンテスト)イベントでメディア報道と営業促進に成功した事例
募集もの(各種コンテスト)の成功事例として有名なものの1つに、日本漢字検定協会による
「今年の漢字」
があります。
今では定番のイベントになりましたが、募集告知にはポスターやチラシ、応募用紙などを準備し、学校など教育機関にも
配布し応募を募ります。
ネットでも応募可能にして、発表は毎年、清水寺の貫主が今年の漢字を書くと言うおなじみのもの。
毎年年末に、新聞やテレビ大きく取り上げられる一大イベントになりました。
このイベントの特長は、報道による注目度もさることながら、学校などに募集をはかることで、事業母体の漢字検定の受講者
を増やすという営業活動の支援も行っているところです。
同じような取り組みに、伊藤園の俳句大賞があります。
こちらは、ペットボトルのお茶をメディアにして毎年受賞作品を商品に印字することで、売り上げを右肩上がりにあげたと
言う実績のあるイベントです。
その他、やはり毎年定番になっている生命保険会社のサラリーマン川柳や、新語流行語大賞など。
自社のブランディングやイメージアップにつながるようなメッセージを、ターゲットを意識しながら訴求していくことも
重要な視点ですね。