広報・宣伝担当者のための 失敗しないPR会社の選び方④
- PRコンサルタント講座検定・講座

失敗しない!PR会社の選び方(6) ~PR会社を活用するメリット~
最近、企業や団体において、広報PRの重要性がますます高まり、これまでの広報部門以外にも、宣伝や事業部等のセクションで
PRに取り組む企業が増えているようです。
さらに、これまで以上にPRの扱う内容が、幅広く専門的になるに従い、外部ブレーンとしてPR会社を活用する機会も増えてくる
と思われます。
PR会社を活用する主なメリットとしては、
①第三者視点からの適切なアドバイス
②広報PR戦略や企画の立案のサポート
③効果的な報道を獲得するためのコンテンツ制作
④豊富な経験や人脈によるノウハウアイデアの提供
⑤他業種・他業界からの事例等のフィードバック
⑥PRスタッフによるマンパワーの補助
など。
各社によって、不足するリソースなどはそれぞれ異なるので、まずは自社の人材や体制などを見直してみましょう。
その上で、PR会社を活用する場合、自社のどんな課題を解決するかを整理したうえで、依頼するPR会社選びを進めたいところです。
失敗しない!PR会社の選び方(7) ~契約形態の選び方~
以前、PR会社との契約形態には、
①スポット型
②リテイナー型
の2つがあることをお伝えしました。
スポット型の場合、単発の業務となるため、契約期間中にいかに成果を上げるかということが重視されます。
つまり、記者発表やPRイベントなどにどれだけのメディアを誘致できたか、期間中にどれだけのメディア報道を獲得できたか、
など数量での成果を重視することになります。
これに対して、リティナー型は基本的に1年単位の年間契約を結ぶので、短期間での成果ではなく、継続的な露出等で中長期的
に成果を求めていきます。
そのため、企業側にニュースリリースになるような素材がない場合でも、PR素材を見つけてコンテンツやストーリーを作り出し
ていくことが必要になります。
では、企業がPR会社を活用する場合、スポット型、リテーナー型どちらを選べば良いか?
前述したように、スポット型の場合、すでに企業側に発信したい情報があり、それをいかに多くのメディアに報道してもらうか
ということが目標でありひとまずのゴールになります。
ということで、普段の広報活動などは問題なく実行できていて、ここぞというネタの時に、PR会社に依頼する場合はスポット
契約がいいと思います。
一方、広報体制が不十分で、日常的に情報発信する素材も不足してるような場合は、リテーナー型の契約がオススメです。