広報・宣伝担当者のためのメディア アプローチの３ステップとは①
- PRコンサルタント講座検定・講座
メディアアプローチ３つのステップ
メディアへのアプローチにはおもに3つのステップがあります。
ステップ1 ニュースリリース配信
ステップ2 フォロー(TEL、メール)
ステップ3 メディアキャラバン
ステップ1のニュースリリースの配信は、メディアごとにファックス、メール、郵送で直接リリースを
届けるか、記者クラブなどに配布します。
ステップ2のフォローは、リリースを配信したメディアに直接電話などをして、リリースの到着確認や
追加情報の提供などを行います。
ステップ3のメディアキャラバンは、メディアの記者などにアポイントメントをとって、
直接訪問・面談をして情報提供する方法です。
ニュースリリースを配信した後に、フォローの電話をするのは多少手間がかかりますが、ぜひ取り組
んでほしい方法です。
すでにつながりのある記者の場合は、追加の情報などを提供することにより、記事化や取材が促され
ます。
また、未開拓のメディアや面識のない記者の場合、1本電話をすることで、自社の社名や商品、サー
ビスなどの名前を知ってもらうことができます。
全く知らない会社からのニュースリリースを受け取っても、記者はすぐに記事を書くと言う事はまず
ありません。
そのために、はじめての記者にはニュースリリースを配信した後に、直接電話で話をすることが記事
化や取材につながっていくことになるのです。
また電話で提供する情報は、メディアに合わせて記者が興味を持ちそうな内容を中心に紹介すると
ともに、メディア側の興味、関心や必要としてる情報などもヒアリングしたいところです。
このようなニュースリリース配信後の継続的できめ細かい情報提供が、最終的にはメディア取材や
露出につながっていくのです。
ニュースリリース配信した後は、面倒がらず重点メディアを中心に電話でのフォローを実行しましょう。
メディアに電話プローチする理想的な時間帯とは？
前回は、メディアにリリースを送った後の電話でのフォローが重要であることをお伝えしました。
では、記者に電話する時間は何時ごろが良いのでしょうか?
これは、記者もそれぞれ取材や記事を書いたり編集作業したりする時間は様々なので、必ずこの時間
というのはありませんが、避けた方が良い時間はあります。
まず、新聞の場合は、昼間の取材から帰ってきた記者が、翌日の朝刊に掲載する記事の準備をする夕
方から夜間までが最も忙しい時間となります。
特に17時から18時前後は最も忙しい時間帯になるので、この時間に電話でコンタクトを取るのは避け
た方が良いでしょう。
昼間の時間帯は、夕刊の降板時間が13時過ぎごろが多く、13時以降の時間は記者が比較的余裕のある
時間ともいえます。
この時間帯に、リリースをFAXしたり電話をするのは狙い目ともいえるでしょう。
雑誌の場合は、月刊誌の場合約2カ月位前、週刊誌で約1ヵ月くらい前から取材が始まり、校了前は、
記事や写真の入稿や印刷の確認、最終修正など非常に忙しい時期になります。
校了前の忙しさのピークは、雑誌の発売1週間位前からになるので、各雑誌の発売日を確認した上で、
その1週間位前からの電話でのコンタクトは避けたいところです。
テレビやラジオなど放送メディアの場合、番組のオンエア中と前後の2ー3時間は最も忙しいのでこの
時間帯に連絡を入れるのは避けましょう。
収録番組の場合も、収録中や前後は連絡を控えたいところです。
＜まとめ＞
■メディアへの電話アプローチ（時間帯）
①新聞 13時以降の午後が狙い目
17時以降は避ける
②雑誌 発売日の1週間前は避ける
③テレビ・ラジオ
ＯＡ中と前後2－3時間は避ける（収録番組の同様）
