広報担当者・PRパーソンのためのニュースリリース(プレスリリース)の基本ルール①
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ニュースリリースの基本ルール
ニュースリリースには決まった体裁というものは基本的にありません。
しかし、企業からメディアに伝えたい広報素材をまとめた公式文書でありコミニュケーションツールです。
また企業のカラーや広報担当者のレベルやセンスが如実にわかるPRツールともいえます。
まずはニュースリリースのの基本的なルールを確認しておきましょう。
<ルール1> A4 1枚にまとめる
原則は、A4サイズ1枚にまとめて、2枚目以降は参考資料にする。
どうしても1枚に収まらない場合でも2,3枚程度までにまとめる。参考資料も2枚程度までに。
<ルール2> 1リリース1テーマ
1本のリリースの内容はワンテーマに絞ること。
メインテーマに加えたい情報がある場合は追加情報として入れる。
<ルール3> 構成は逆三角形型に
最も伝えたい情報から順に書いていく。背景や周辺情報等は下の段落に書く。
基本情報がちりばめられているリリースは記者にとって読みにくくNG。
<ルール4> 余白のあるレイアウトに
余白がなく文字がびっしり詰まっていると非常に読みにくい。
行間は適度な余白を残しておく。文字の大きさは10から12ポイント程度がよい。
<ルール5> ビジュアルの工夫をする
文字だけのリリースよりも写真やグラフ表などをうまくレイアウトしたものの方が格段に見やすいし記者の目を引く。
読んでわかるより見てわかるように工夫する。
<ルール6> 語尾は断定調に
「○○○だと思います」「○○○だと考えられます」などではなく、「ーです。」「ーします。」など語尾は断定調にして言い切る。
丁寧すぎるのもNG。
ニュースリリースの基本構成
ニュースリリースの基本構成はおもに以下の6つです。
①レターヘッド
ニュースリリースは会社から出す公式文書なので、ロゴマークなどを使って決まったフォーマットを用意。
記者が見たとたんその企業だとわかるように安っぽい印象与えるものは避ける。
リリースの1枚目のみに使用する。
②タイトル
記者がぱっと見て目を引くような短く思わず中身を読みたくなるようなものにする。
大見出し、小見出しに分けて新聞の見出しなどを参考に。
具体的な数字や世の中の関心の高い時事性のあるキーワードなども組み合わせるとよい。
③リード
ニュースリリースの中で最も伝えたい内容をそのまま記事に使えるように簡潔にまとめる。3~4行程度までに。
④本文
6W5Hで重要なことを先に箇条書き的にポイントを書いていく。
記者から質問されそうな内容は網羅して語尾はですます調で、重要なポイントは太字にしたり下線で強調する。
またできるだけ数字を盛り込む、イラストや図表・写真等を利用してビジュアル性を高める。
⑤ボイラープレート(会社概要)
会社の基本情報を1段落で紹介する。
社名、所在地、設立年月日、業務内容、資本金、売上高、社員数など特に知名度の低いスタートアップやベンチャーには有効。
⑥問い合わせ先
報道関係からの問い合わせ先の基本情報を入れる。
会社名、部署名、担当者名、TEL(携帯電話番号も)、メールアドレス、FAX、ウェブサイトURL、住所等。
その他必要に応じて一般の読者等からの問い合わせ先を明記。