広報担当者・PRパーソンが知っておきたいマーケティングの基本とは?②
- PRコンサルタント講座検定・講座

広報・PRパーソンのためのマーケティングの基本~マーケティングの未来~
デジタル分野に関わるマーケターは、今後マーケティングはAIにとって変わると予想しています。
たしかに、今後世の中はほとんどがデジタル化されていくというのは、だれでも予想がつくでしょう。
リアルとデジタルの世界が並行して動く中で、デジタルの影響力は飛躍的に大きくなっています。
これまではデータ化が難しかった消費者行動や店舗の売り上げ、テレビなどマスメディアの視聴データ等がデジタル化され、この数年以内にあらゆる商品やサービスに適用されていくと言われています。
マーケティングの世界では、すでにある商品やサービスのマーケティングはほとんどAIにとって変わるというのは現実的ともいえるでしょう。
今後、マーケティングはほぼ自動化されることになると、人間が関与をするのはどこになるのか?
AIがカバーできないマーケティングの領域は、ズバリ、これまでにない新しい事業や商品、サービス、コミュニケーションなどを創造すること。
つまり、クリエイティブな分野が残ると言うことです。
それにはマーケターはより生活者と一体になって自らが欲しいものを想像することが最大の差別化になると考えられています。
リアルとデジタルの現場に自ら身を置いて、感性を磨いて新たなものを創造していく、アーティストでありデザイナーのような存在になる。
このようなクリエイティブな発想は、マーケティングに限らずあらゆる業務に必要となり、PRについても同じことがいえます。
広報・PRパーソンのためのマーケティングの基本~ネット時代のマーケティングプロセスとは?~
マスメディアが中心の時代のマーケティングでは、消費者が商品やサービスを購入するまでのプロセスは
AIDMA (アイドマ)表現されました。
A(Attention) 注目「なんだこれ?」
↓
I (Interest) 興味「良さそう」
↓
D (Desire) 欲求「欲しい」
↓
M(Memory) 記憶「覚えておこう」
↓
A (Action) 購入「買おう」
しかし、現在のようにインターネットの時代になるとこれが、
AISAS (アイサス)というプロセスに変わってきました。
A(Attention) 注目「なんだこれ?」
↓
I (Interest) 興味「良さそう」
↓
S (Search) 検索「欲しい」
↓
A (Action) 購入「買おう」
↓
S (Share) 共有「知ってもらおう」
特にこのプロセスのポイントになるのは、商品やサービスの購入後の評価の共有(シェア)がさらに多くの人の注目(A)や興味(I)につながっていくところです。
このつながりが繰り返されることでAISASのプロセスが繰り返されるわけです。