広報担当者・PRパーソンが知っておきたいマーケティングの基本とは?⑧
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広報・PRパーソンのためのマーケティングの基本~3C分析(競合/Competitor)~
3C分析のコンペティター(競合)についても検討しましょう。
どの業界でもこれまでのように製品やサービスというジャンルだけでなく、顧客視点でのサービスが増えており、ボーダレス化しています。
業界をまたいで企業や事業だけでなくサービスやチャネルの競合も含めて把握していく必要があります。
競合分析するときは、比較する項目を決めてExcelなどに落としていくとわかりやすくなります。
比較の項目も製品やサービスの機能だけでなく、ターゲットや販売チャネル、販促手法や企業自体の基本情報などもまとめておくと、戦略立案の際に役立ちます。
おもな比較項目しては下記のようなものが挙げられます。
①商品サービス
…特徴や機能、顧客メリット、返品方法など
②ターゲット
…年齢、性別、地域、家族構成、職業等
③販売チャネル
…オンライン、オフライン
④プロモーション
…販促媒体、販促手法など
⑤企業概要
…資本金、従業員数、売上高&利益店舗数、生産設備、ITインフラなど
広報・PRパーソンのためのマーケティングの基本~3C分析(市場・顧客/Customer)~
3C分析の3番目はカスタマー(市場・顧客)です。
自社を取り巻く市場や顧客とは、
①市場
→すべての消費者
②顧客
→自社の商品やサービスを購入してくれる可能性のある消費者、または既に購入してくれた人になります。
つまりマーケティングの流れとしては、
STEP1 市場(消費者)全体をみる
↓
STEP2 ターゲットにアプローチ
↓
STEP3 自社の商品やサービスを購入してもらう
いう3段階(3層構造)のプロセスになります。
顧客を知るためには、様々な属性を検討する必要があります。
たとえば、居住地や年齢性別、家族構成等の「基本情報」や「趣味嗜好」「ライフスタイル」や「個人の嗜好や性格」など。
いわゆるペルソナを設定していくことになりますが、これらの情報は顧客へのヒアリングやアンケート等を活用して収集していくことになります。
また気をつけたいのは、一度収集し分析した顧客の情報も、どんどん変化するということです。
たとえば、居住地や年齢、趣味・嗜好等も年々変化していくし、商品やサービスの購入の仕方もその時々で変わってきます。
そのため、顧客の情報は定期的にリサーチをして見直していく必要もあります。
また、自社や業界のビジネスの構造をきちんと整理した上で顧客情報のリサーチおこなうと精度の高い結果を得ることができます。