広報宣伝担当者・PRパーソンが知っておきたい新聞メディアのカテゴリーの特長とは?
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新聞のカテゴリー別特長とは?
国内で発行されている新聞のカテゴリー別に特長を解説します。
新聞の中には、全国紙をはじめ、経済産業紙、地方紙、夕刊紙、スポーツ紙、専門紙、業界紙などがあります。
①全国紙
東京に本社を持ち、全国どこでも購読が可能な国内で最も影響力を持つメディア。
特に首都圏と関西圏でのシェアが高く、5紙で全体の6割近くを占める。
中でも日経新聞はビジネス社会での影響力が高く、ビジネスパーソンの情報源となっている。
朝日、毎日、読売、日経、産経の5紙
②経済産業紙
企業や各産業などビジネス情報に特化して報道している専門紙。
読者は各企業のビジネスパーソン中心で業界関係者への影響力は高い。
紙面は各業界ジャンルごとに分けられ、各分野の専門記者が取材・記事の掲載をしている。
新商品やサービス等の情報が掲載されやすい。
日経新聞系の日経産業新聞、流通を中心にした日経MJ、金融と証券が中心の日経ヴェリタス、
産業ニュースが中心の日刊工業新聞、産経新聞系のフジサンケイビジネスアイの5紙がある。
③地方紙(ブロック紙)
首都圏と関西圏以外の各県では圧倒的なシェアを誇り、各県ごとに1から2紙がある。
各地方の密着記事は、県内にきめ細かく張り巡らされた取材網で他紙の追随を許さない。
ただし、政治や経済、生活文化や外信記事等は通信社からの配信記事で構成されている。
地方企業や企業の地方支店、工場などの生産拠点などにとっては重要なメディアとなる。
北海道新聞と中日新聞(東京新聞)、西日本新聞は数県にまたがったエリアで新聞を発行しており
ブロック紙といわれる。
④夕刊、スポーツ紙
夕刊紙は、東京と大阪で発行されている夕刊フジと日刊ゲンダイか代表的でサラリーマンを対象
にした電車の中で読みやすいタブロイド版で提供。
ビジネスパーソンに有益な情報を中心に紙面が構成されている。
上記以外の夕刊紙も一部地方で発行されている。
スポーツ紙は野球やサッカーなどのスポーツ情報や芸能レジャーなどを中心に東京、大阪、名古屋、
福岡、北海道で発行されている。
⑤専門紙、業界紙
各業界分野ごとに複数の新聞があり、特定の産業のニュースを専門的に報道している。
発行頻度は毎日から週刊、月刊など様々。
全国紙の記者のように数年で担当が変わることなく同じ業界を取材、担当しているため各業界について
は熟知しており、情報の価値も高い。
業界の現状分析や将来の見通し、業界の発展などに高い関心を持っている。
ターゲットを限定してピンポイントで情報提供するには価値の高い新聞と言える。
また、広告をうまく活用することも検討できる。