広報宣伝担当者・PRパーソンが知っておきたいテレビ報道までのプロセスとは?
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テレビで報道されるまでのプロセス
広報担当者やPRパーソンがおもに対象とするテレビには、報道と情報番組があります。
情報提供やアプローチをする前に、まずは、テレビで報道されるまでのプロセスを理解することが必要です。
報道の場合は、取材体制やプロセスは基本的に新聞と同じです。
報道局の記者は記者クラブを中心に普段の取材をおこなっています。
報道局の中に、政治や経済、社会、外信などのセクションがあり、それぞれの部署にデスクがいます。
現場の記者から記事が上がってくるのも新聞や通信社等と同じですが、テレビ局の場合映像が必要なので適宜デスクから映像チーム
へ取材の要請がなされます。
原稿と映像が揃って編集をした後にニュースとして報道されることになります。
テレビで報道されるまでのプロセス(2)
広報担当者やPRパーソンがテレビの報道にアプローチする場合、ニュースの報道予定のスケジュールはぜひ押さえておきたいところです。
テレビ局のデスクには、ニュース番組ごとに報道の予定をつくる予定デスクという人がいます。
この予定デスクがどのニュースを報道するかのキーマンになっていますが、報道されるまでのプロセスは大体以下のようなスケジュール
で進みます。
①前週末までに次週の各曜日のニュース
予定リストを作成(仮決定)
②前日の夜に翌日の予定を組む
③放映直前まで緊急ニュースが入ることも
④番組でニュース放映
このプロセスを見るとわかるように、報道してもらいたい情報は、前週末までには、各担当記者やデスク(予定デスク)の手元に届いている
ことが必要になります。
せっかく取材されて報道予定の自社のニュースも、ニュースの多い日や緊急ニュースが入った場合放映されないこともあります。
逆に、ニュースの少ない時期などは、ニュースバリューあまり高くないようなイベントや季節モノなどでも報道されることがあります。
いずれにしても、テレビの場合映像がガキを握ります。