広報宣伝担当者・PRパーソンが知っておきたいテレビ番組へのアプローチ方法とは?
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テレビ番組への2つのアプローチ方法とは?
テレビの場合、新聞や雑誌、ウェブなど他のメディアに比べて企業や商品・サービスを紹介する枠が少ないため取り上げて
もらうにはそれだけ競争率が上がります。
ただし、テレビPRの独特のノウハウを知っていれば報道されるケースは意外と多いです。
まずはベースになる知識とノウハウをしっかり吸収して、テレビでの報道を実現していただきたい思います。
テレビへのアプローチには報道向けとそれ以外(PRの場合おもに情報番組)に分かれます。
報道の場合は、新聞や雑誌等への情報提供と同様で、通常のニュースリリースを記者クラブや各メディアに配信するのが最も
一般的な方法です。
ただし、テレビでの報道を意識する場合は、面白い映像が取れることを強調してリリースを作成することがポイントになります。
また、各報道番組のディレクターなどに個別にリリースを持ち込んで、企画を検討してもらう方法も有効です。
さらに、記者発表会やPRイベントなどはテレビ取材が入りやすいので、こちらも映像のアングルを工夫して会場への誘致をはかりたいところです。
テレビ番組への2つのアプローチ方法とは?
情報番組の場合は、基本的には各番組のディレクター等への個別のアプローチになりますが、新聞や雑誌などの掲載後にテレビ局から
取材の依頼が入ることも多いです。
アプローチしたい番組のコーナーレベルまでしっかり分析した上で、リリースまたは提案書を制作します。
通常のプレスリリースよりも、インパクトや独創性、奇抜さなど番組スタッフが一瞬で目を引くような書き方がポイントになります。
もちろん、撮れる映像を徹底的にアピールして、こんな絵も撮れるということを強調します。
プレスリリースとともに実際に撮れる動画などを提供することも有効です。
もう一つの方法としては、地方のテレビ局を狙うというものがあります。
各地方テレビ局には夕方の30分程度地元のニュースを報道する番組があり、時間枠を埋めるのに常にネタ不足の状態です。
そこで、各地方でイベントやビジュアル性のあるニュース情報を提供すると、比較的簡単に取材に来てくれます。
テレビ局の組織体制でお伝えしたように、民放テレビ局はキー局を中心に全国ネットワークの体制を構築しています。
東京のキー局の取材範囲は東京周辺の首都圏になるので、地方の取材は地元の放送局が担当します。
ですので、地元のローカルニュースでもニュース価値が高いと判断されれば、全国ネットで報道される可能性があるわけです。