広報担当者のための効果的なメディア・リレーションズを可能にするメディアリストのつくり方
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メディアリストのつくり方(1)
メディアリストはメディア・リレーションズのベースとなる情報源です。
新聞、雑誌、テレビ、ラジオ、ウェブメディア、業界・専門紙等の中で、自社の情報に関係のあるメディアやステークホルダーが
接触するメディアのリストをまとめたものです。
ニュースリリース配信業者を利用することもできますが、このような配信業者の場合、配信先の担当者や連絡先が分からないので、
リリースを発信した後のアプローチができません。
そのため自社で広報PR活動を行うためには、自前のメディアリストをつくっていく必要があるのです。
自社の対象となるメディアの連絡先等をリスト化して、ニュースリリースを送ったりプレスコンタクトをおこいます。
これから広報活動を始める会社さんにとってはゼロベースで作っていく必要があります。
また、すでにメディアリストを制作している企業にとっても、メディアリストの制作や管理は様々なようです。
メディアリストのつくり方(2)
メディア・リレーションズを効果的におこなうためのメディアリストのつくり方を具体的にお伝えします。
まず、自社に関係ありそうなメディアを少しずつリストアップしていきます。
自社の業界の専門誌などから始めると比較的まとめやすいのではないかと思います。
その後、新聞、雑誌、テレビ、ウェブなど少しずつ、まずは50社程度をメドに増やしていけばいいでしょう。
一般的な企業では、150から200社程度のリストを持っていることが多いようです。
メディアの情報はエクセルなどにまとめていきましょう。
基本項目としてはおもに下記のようなものがあります。
・カテゴリー(新聞、雑誌など)
・媒体名(日本経済新聞、週刊東洋経済など)
・媒体社名(ダイヤモンド社)
・部署名(編集部など)
・担当者名
・連絡先(住所、電話、FAX、メールアドレス)
・リリースの送付方法(郵送、FAX、メール)
・関連URL
・SNSアカウント
など。
メディアの連絡先は、
① PR手帳、マスコミ電話帳
②ネットで検索
などで調べて、その他の情報は直接電話などして聞けばいいです。
<トークスクリプト例>
「〇〇株式会社の△ △と申しますが、ニュースリリースをお送りしたいので送付先を教えていただけますでしょうか?」
この時、自社に関連する記者の名前を聞けるとベストです。