広報担当者・PRパーソンのためのオンライン取材(ZOOM/ズーム)マニュアル②
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オンライン取材(ZOOM)中と取材後の対応とポイント
今回はZOOMでの取材中および取材後の対応や気をつけたいポイントなどについてお伝えします。
(2)取材中
①導入では広報がリードする
通常のインタビュー対応と同様に、いきなり取材に入らず、取材前に5分ぐらい時間をとって広報担当者とメディア担当者でアイスブレイクをおこないます。
その他、取材の趣旨説明や資料の共有や録画の断りなどもしておきます。
この時待機室を有効にして、取材対象者がいきなり入ってこないようにしておきましょう。
<トークスクリプト例>
「こんにちは、ちゃんとつながってますか?」
「きょうは会社からですか?」
「本日はオンラインでの取材になりますがよろしくお願いします」
「きょうの取材は○○○(趣旨説明)」
「あと本日の内容は後で確認するときのために録画させていただきます」
など。
②ミュートを利用する
広報担当者は取材中にパソコンでメモをとることがあると思いますが、タイピングの音などが取材の邪魔になることもあるので、基本的にはミュートにしておきましょう。
途中で割って入る時だけミュートを解除すればいいです。
③取材中の撮影への対応
取材中にシェアした画面などをそのままスクリーンショットして使いたいということもあるようです。
広報担当者はこのような要望にできるだけ応えられるように、素材の提案もしていきたいものです。
さらにテレビなどの場合、ZOOMの映像をそのまま使いたいということもあるので、事前確認の上、取材対象者の服装や背景、映り方のライティングなどの対策も必要になります。
④視線はカメラに向ける
通常パソコンのカメラは画面の上にあり、相手が映る画面はカメラの下にあるので、画面上の相手の顔を見ていると顔が下向きに写って視線が合いません。
そこで、取材の際にはカメラに視線を送って話せば相手と視線が合い、きちんと話を聞いているという態度を示すことができます。
⑤非言語情報が伝わりにくい
オンラインの場合、相手の表情など細かい情報が伝わりにくいです。
記者や取材対象者の雰囲気が掴みづらいので、広報担当者が割って入る時などは手を上げるなどリアクションを大きめに取るようにしたいものです。
また、声は通常の取材より大きく出しましょう。
(3)取材後
通常のインタビューと同様に、取材対象者には先に退出してもらい、記者には残ってもらうとよいでしょう。
ここで取材中に出た数字や表現等の確認、記事になるかの確認や追加資料の提供等の検討などをおこないます。
通常の取材での名刺交換がないので、名刺データも記者に送っておくか、名刺管理アプリなどを利用するといいでしょう。
■Eight(名刺管理アプリ)
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