広報担当者・PRパーソンのためのIR (インベスター・リレーションズ)入門②
- PRコンサルタント講座検定・講座

IRの実際の活動とは?
実際のIR活動では、投資の判断に必要な企業情報を適切に情報開示すること(ディスクロージャー)が求められます。
会社法や金融証券取引法などの法律や証券取引所の規則によって義務付けのある制度情報開示には
①法定開示
財務やM&A、リスク株主情報等
②適時開示
業績見通しや変更事項等
などがあり、IRはこれらの制度的開示以外に自主的に実施する情報の提供活動を指します。
具体的な活動としては、
①株主総会の開催
株主とのコミュニケーションを深めるための重要な対面機会と捉えるとともにネットの活用も。
②会社説明会
機関投資家や証券アナリスト等とのミーティングの実施。
③ 決算発表会
他社の発表が集中する時期をあえてずらしたりする工夫も。
④個人投資家向けイベント
⑤ツールの提供
などがあります。
株主総会を始めとしたイベント等では企業イメージの向上のための企画や演出など、今後欧米の事例を参考にする企業も増えてくると思われます。
IRツールの種類とは?
IRツールの充実により企業の理解を促し投資家の投資意欲を喚起することも可能になります。
おもなIRツールには
①事業報告書
②アニュアルレポート
企業の活動を正確にわかりやすく伝えるための年次報告書
③株主通信(株主の報告書)
④ファクトブック
⑤会社案内
⑥ニュースリリース
⑦ウェブサイト
などがあります。
特に最近では、個人投資家向けの活動に注力する企業が増え、⑦のウェブサイトからの情報発信や個人向けのイベントやフェアなどを活発に行う事例が増えているようです。
http://pr-ca.jp/blog/pr204/