広報担当者・PRパーソンが知っておきたいマーケティングの基本とは?③
- PRコンサルタント講座検定・講座
広報・PRパーソンのためのマーケティングの基本~マーケティングの本質とは?~
マーケティングの目的は、
ステップ1
消費者に商品やサービスを知ってもらう
ステップ2
その商品やサービスを買ってみたいと思わせる
ステップ3
購入者に繰り返し使ってもらう
ステップ4
使った後の評価を発信してもらう
ステップ5
評価をもとに商品やサービスを改善する
以上のステップを繰り返していくことともいえます。
このマーケティングのプロセスで重要なのは、企業にとって各段階でやるべきことが違うことです。
また、マーケティングを評価するのは、各プロセスの数、例えば広告やサイトの閲覧数ではなく、
・最終的な売り上げや利益がどれぐらい上がったか?
・リピートしてくれた人がどれぐらいいたか
というところが本質ともいえます。
広報・PRパーソンのためのマーケティングの基本~顧客のニーズとウォンツの発見~
日本では伝統的に
「良いものを作れば売れる」
というプロダクトアウト的な発想が主流でした。
しかし、国内でも最近は
「顧客が良いと思うものを売る」
というマーケットインの考え方が定着してきています。
顧客のニーズを汲み取って、商品やサービスを提供するという、まさにマーケティングの発想ともいえます。
しかし、顧客のニーズを正確に把握するのは、言うは易し、そう簡単なものではありません。
たとえば、お客さんの声を聞いていわれた通りに商品を作っても売れない、というのはよく聞かれることです。
ここに落としの穴があるわけで、実は顧客自身も自分自身のニーズを正確に把握しているわけではないのです。
そのために、企業側はより顧客に寄り添い、常にどのようなものを求めていて、どのような場面で使うのかなど探っていく必要があります。
要するに顧客の本音を聞き出して真のニーズを発見することが重要になるということです。
広報・PRパーソンのためのマーケティングの基本~マーケティングのPDCA~
顧客のニーズやウォンツは常に変化するため、顧客に寄り添って仮説を考えることが必要になります。
その上で、マーケティングのPDCAを回していきます。
1.Plan(計画)
顧客に寄り添って発見したニーズやウォンツなどを仮説として、商品やサービス、コミュニケーションなどを策定する。
2.Do(実行)
様々な媒体を使って商品サービスの内容や利用シーンなどを伝えていく。
3.Check(評価)
売り上げや利益、ターゲット顧客の購買数、購入者の評価やメディアの効果などをチェックする。
4.Action(改善)
評価をもとに、商品やサービス、販売チャンネルやメディアの見直しなどをはかる。
このプロセスで、社内の様々な担当者が連携していくために、情報やデータの見える化や共有が重要になります。