あなたの会社が“タニタ”になる方法(2)
- PRコンサルタント講座検定・講座

前回の(1)では、タニタの本がベストセラーになって、事業活動に絶大な効果をもたらしたことをお伝えしました。
では、なぜタニタの本だけでこんなにヒットしたのでしょうか?
それは一言で言うと、
企業の持つコンテンツ ⇒一般の人でも役に立つものとして提供した
ことに尽きると思います。
最近では、このように企業のコンテンツをうまく読者の役に立つものにして出版する例が増えているように思います。
例えば、
①オフィス周りの商品を提供するコクヨがオフィスの整理術やノート術のノウハウを公開する
『仕事がサクサクはかどるコクヨのシンプル整理術』(KADOKAWA/2017年)
『たった1分ですっきりまとまるコクヨのシンプルノート術』(KADOKAWA/2016年)
②ホテルオークラが提供する接客術や料理を一般の人やビジネスパーソンでも使えるようなコンテンツとして提供する
『一流の人格を作るホテルオークラ』(KADOKAWA/2016年)
『流儀ホテルオークラ(橋本龍)大人のマナー』(大和出版/2017年)
『ホテルオークラ元総料理長の我が家でプロの味』(KADOKAWA/2018年)
などなど…
このように企業の出版を自社のブランディングにつなげるには、
①企業の宣伝ではなく一般の人(読者)に役立つノウハウを提供する
②自費出版ではなく商業出版
③出版だけではなくPRを戦略的に連携させる
ことがとても重要で、タニタのようにベストセラーになれば、テレビCMなどの広告を打つよりも長期間あなたの
会社を宣伝してくれる強力なツールになることは間違いありません。