広報PR・宣伝担当者のためのプレスカンファレンス(記者懇談会)を実施する目的とは?
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プレスカンファレンス(記者懇談会)を実施するベストタイミングとは?
プレスカンファレンス(記者懇談会)は、記者クラブや担当記者との情報交換などを主な目的とする少人数の懇談会です。
記者発表会のように報道を第一目的とするものではなく、トップや経営層と出会いや懇親の場を作り、会社の方向性や近況の
理解や親近感を深めてもらいます。
特に
①トップや経営陣の交代時の顔合わせ
②経営や事業方針、新商品やサービスの理解促進
③企業活動への認知や理解
などの時に、記者発表会や会見と異なり、よりフランクな雰囲気の中で、記者からの意見や情報を得ることが可能になります。
年に1~2回でも定期的に開催して、経営層と記者との懇親の場を作ることで、記者の会社への理解とともに、担当記者や普段あまり
なじみのない記者とのリレーション強化にもつながります。
また、お昼の時間にランチ形式で行うプレスランチョンにする場合もあります。
プレスカンファレンスを実施する上で、気をつけたいポイントとは?
プレスカンファレンス(記者懇談会)は、記者との懇親を目的とする会ですが、ただ開催するだけではあまり意味がありません。
忙しい記者にとっては、懇談会とはいえ貴重な時間を割いて出席しているわけですから、それなりの成果、つまりよい情報を提供したいものです。
会社側も、記者から得た意見や情報を広報活動や経営活動にもフィードバックして有効に活用したいところです。
それには、開催の目的を明確にした上で、記者に意見交換の旨をはっきりと伝えておきましょう。
開催の準備は、記者発表会の簡易版みたいな形式になりますが
①テーマ及び出席者の決定
②開催日時と場所の決定
③誘致対象メディアと記者の決定
④案内状の制作、配信(開催の2週間位前)
⑤メディア招致・フォロー
⑥当日配布資料の準備
という形になります。
開催時間は、1時間から1時間半程度で、当日の内容は記者の許可が取れれば録音するかメモを取っておきましょう。
また、当日の参加者のプロフィールを作成して、あらかじめ配布しておくのもいいです。
開催後のフォローとして、出席した際には必ずお礼状を出すなどして、その後も関係を深めていきたいものです。