広報PR・宣伝担当者のためのPR会社 選びに失敗しない2つの契約方法とは?
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PR会社との2つの契約方法(1)
PR会社との契約の形態には、一般的に
①リティナー契約
②スポット契約
の2つがあります。
①リティナー契約は年間契約で、②のスポットは3ヶ月から半年程度の契約期間になります。
支援サービスの内容は、各社によって異なりますが、リティナー契約の場合、
①年間にわたる戦略や計画の策定
②競合や周辺情報のリサーチ業務
③ニュースリリースや企画書の制作
④メディアへのアプローチ
⑤インタビューアレンジ・対応
⑥報道モニター・クリッピング
などがセットになって提供されます。
PR施策を年間にわたり実施し、PDCAによる効果検証などもおこないます。
また、リティナー契約の場合、長期間にわたり継続的にサポートを行うため、PR会社のクライアントへの理解が深まり、
2年目、3年目と成果が上がります。メディア・リレーションズでは、1年目はこちらからの積極的なアプローチによる
メディア露出が多いですが、2年目からはメディアから取材要請が入ることが多くなります。
じっくり腰を据えて、中長期的に認知度の向上やブランディングをはかるのに向いています。
ただし、PRの成果を実感するまでに時間を要することが多いです。(最低半年程度から)
PR会社との2つの契約方法(2)
②のスポット契約について解説します。
スポット契約は、おもに記者発表会やイベントの実施、リサーチや集中的なテレビ露出やウェブキャンペ-ンなど短期間で
メディア露出などを狙う際に活用する場合が多いです。
こちらは、短期間でPRの成果を実感することはできますが、一時的な露出にとどまるので、認知度向上やブランディング
には向いていません。
どちらの契約を選択するかは、各社の事情によると思いますが、広報・宣伝担当者が、社内業務などで忙しく、戦略の策定や
メディア・リレーションズなどにあまり時間が避けない場合は、
①リティナー契約
普段のメディア・リレーションズなどの活動は自社でカバーできている場合、記者発表会やイベントなどマンパワーが必要な
施策をおこないたい時は、
②スポット契約
という活用方法がお勧めです。