広報担当者・PRパーソンが知っておきたいSNS時代の最強PR手法「ストーリテリング」②
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キリスト教や仏教の教えが世界的に広がった理由の1つに、聖書や仏教の法話などにもストーリーがあるからだと言う指摘もあります。
コミュニケーションストラテジストの岡本純子氏は、ストーリーを形成する重要な要素として以下の6つをあげています。
①キャラクター(登場人物)
主人公や取り巻く人々などの登場人物
②筋書き
話のあらすじや流れ
③状況設定
いつ、どこで、何を、などといった舞台設定
④葛藤・困難・チャレンジ
主人公がぶつかる壁や挑戦など
⑤解決策
困難を乗り越えて見つけた解決法
⑥テーマ
ストーリーで伝えたいメッセージや教訓
面白いストーリーにはストーリーワーク(ストーリーの弧)といわれる山なりの構造を持っているとされています。
<ステップ1> 序章
<ステップ2>ストーリー展開(山を上っていく)
<ステップ3> クライマックス(山の頂上)
<ステップ4>事態の収束(山を降りていく)
<ステップ5>エンディング
クライマックスに向けて緊張感や関心ドキドキ等の感情を高めて、クライマックのスピークを迎え収束するというパターンです。